キラーT細胞の働きを補完するものとしてナチュラルキラー細胞(NK細胞)があります。

キラーT細胞は、感染細胞の表面にMHCクラスⅠが出ていないと働くことができませんでしたね。

病原体の中には、感染したのち感染細胞に働きかけてMHCクラスⅠの分子を出させないようにするものがあります。

そうなると、キラーT細胞は手が出せません。そこで登場するのが、ナチュラルキラー細胞です。

ナチュラルキラー細胞が、感染細胞を破壊する条件は以下のとおりです。

①感染細胞の表面からCD80/86やNKG2Dリガンドが出ている。

②感染細胞の表面にMHCクラスⅠ分子が出ていない。

ふたつの条件が整ったとき、ナチュラルキラー細胞は感染細胞と結合します。

感染細胞の表面にMHCクラスⅠが出ていないわけは、ウィルスや細菌がそれを阻止しているからです。

破壊する方法は、キラーT細胞と同じでアポトーシスを誘導するやり方です。